ふところの深さ
西葛西にある「なぎさ和楽苑」の苑長に祖母と会いに行った。
「なぎさ和楽苑」は昭和55年に特別養護老人ホームの先駆けとして誕生しました。
天国にいる祖父も大変お世話になった施設。
当時は送迎サービスがなかったので、私も親に代わってよく送り迎えをした。
苑長は本当にふところの深い方です。
以前の一利用者であるにもかかわらず、応接室に通してくださいました。
施設を利用してた頃の話や最近の身の上話など、祖母の話を一つ一つ受け入れて
聴かれる苑長。
当時大変お世話になった職員さんの話になると、今でもいるからここに呼んできますよ。と即席を立たれて呼びに行かれる。
苑の理念の中にある「常に地域における福祉ニーズの的確な把握に努め」「地域社会の要請に即応して」を体現されている苑長。
その職員さんとの話にも花が咲き、あっという間に30分。
お忙しい中の貴重な時間を私たちのために割いてくださった苑長。
本当にありがとうございました。
祖母「昔はあまり寄りつけない感じの苑長だったよ。でも、こんな年寄りの話をじっくり聴くのは大したもんだね。」
苑長の深みは「なぎさ和楽苑」30年の歴史が物語っている。
帰りは玄関まで出向いてくださった苑長、ホスピタリティのかたまりでした。
PS:玄関ドアが閉まる間際に見せた苑長の眼光は、経営者の鋭さを秘めていました。